門松賞予想

荒尾競馬場で行われていた門松賞は、ダート1500mで争われていた重賞競走です。
出走資格は九州地区に所属している3歳馬に与えられていて、その年のクラシック世代を吟味する新春恒例の競争として長年親しまれてきました。
創設は30年以上前の1978年で長い歴史を育んできた地方の名物レースと言えます。
当初はアングロアラブ系の競争でしたが、他の競馬場と同様にアラブ系の競走馬の減少によって、サラブレッド系のレースへと生まれ変わっています。
現在の条件になったのは2007年からで、過去5年の歴史があります。
馬券的には、1番人気馬が圧倒的に強く5年中4年で連対を果たしていることが目に付きます。
また明け3歳のレースにしては牡馬が優勢という傾向がハッキリみえており、まだ牝馬の優勝は1度しかありません。
なお脚質的には先行抜け出しが勝ちパターンになっており、極端な脚質の馬にはあまり出番が回って来ません。
残念ながら荒尾競馬は経営上の不振が顕著となり、2011年度での廃止となっており、今後この門松賞が復活する望みは薄いかもしれませんが、荒尾の馬たちにとって門松賞は九州3冠レースへ向かう大切なステップレースであったことを忘れずにいたいと思います。

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2025年7月14日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:地方競馬レース情報

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