肥後の国グランプリ
荒尾競馬場で行われていた肥後の国グランプリは、ダート2000mで争われていた重賞競走です。
特徴的な点としては、毎年大晦日に開催されていたことが挙げられます。
前身となるアングロアラブ系の「有明大賞典」がアラブ競走馬の減少に伴って廃止されたことを受けて2006年に創設されましたが、2011年をもって荒尾競馬自体が廃止となってしまったために、肥後の国グランプリも無くなってしまいました。
肥後の国グランプリが行われていた荒尾競馬場ダート2000mのコース設計は、コーナーまでの距離が十分に確保されていたことから、比較的実力馬が実力通りに力を発揮しやすいコースと言われており、実際に過去の歴史を紐解いてみても5番人気以内の馬が、堅実に連対を果たしてきました。
但し、1番人気馬だけに目を向けると、2勝と2着が1回という成績であり、やや1番人気馬の信頼性は薄い感があります。
またレース中の位置取りに目を向けると、先行して粘りこむ馬や道中は中段に構えて3コーナーから捲っていくタイプの馬に強みがあったようですし、実際に2008年から2010年にかけて三連覇を果たしたタニノウィンザーは、中段からのマクリでこの肥後の国グランプリを勝っています。
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2025年7月4日 | コメントは受け付けていません。
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カテゴリー:地方競馬レース情報